30代転職どこにも受からない、落ちまくるのはなぜか?その対処法は?

転職活動をしているが、受からない、落ちまくって辛い思いをしている人もいるのではないでしょうか?しかし、その一方で、数社から内定をもらっている人がいることも事実です。この違いはなんでしょうか? どうすれば内定をもらうことができるのでしょうか?

落ちる段階主な原因最初に見直すポイント
書類選考応募先の選び方、求人要件とのずれ、職務経歴書の伝え方応募条件と自分の経験の対応、実績・役割・再現性の見せ方
一次面接書類と説明のずれ、回答の具体性、転職理由の一貫性職務経歴書の内容を自分の言葉で説明できる準備、結論から具体例へ話す練習
最終面接他候補との比較、志望度や条件面の認識差、採用計画の変更入社後に期待される役割、志望理由、条件面の確認
どの段階でも落ちる場合応募先の条件が偏っている、自己理解や応募方針が整理できていないどの段階で落ちたかを記録し、原因を一つずつ切り分ける

書類選考と面接をまとめて見直したい人は、【完全保存版】30代・40代の転職書類選考&面接対策ガイドを先に確認してください

【この記事でわかること】
この記事では、書類選考・面接が通過しない原因とその対処法を解説しています。30代の転職は今後のキャリアを大きく左右する重要な時期です。転職活動がうまく行かず悩んでいる人はこの記事を参考にしてみて下さい。

書類選考を通過し、面接に合格するコツを解説します。

【この記事を書いた人】

私は外資系企業の人事部門で責任者として勤務をしています。自身も日系・外資系の両社で幾度かの転職を経験しており、転職者としての視点、採用者としての視点の両者から転職を捉えることが出来ます。転職は採用されることがスタートであり、新天地で満足して働いていることがゴールです。それまでの活動はそこに至るまでの過程でしかありません。焦らず、不安になることなく冷静に対応して行けば、内定に近づくことができます。

目次

転職時の3つの関門

転職選考では、主に下記3つの関門があります。ただし、適性検査を実施しない企業もあります。

  1. 書類選考
  2. 面接
  3. 適性検査

1.書類選考が受からない

一般に、選考初期で候補者が絞られやすいのが書類選考です。効率的な採用のため、企業は求人要件との合致度を確認し、面接に進む候補者を選びます。書類選考では、下記4つの項目を主に確認します。 書類選考では、スキルや経歴と求人要件の合致を短時間で確認する企業が多い傾向にあります。

職務経歴書は、限られた時間でも要点が伝わるように整理する必要があります。

書類選考チェック項目

  1. 保有するスキルや経験
  2. 過去の経験職種や業界
  3. 応募条件に関係する学歴・専門分野・資格など
  4. 転職回数、転職理由

公正な採用選考では、応募者の適性・能力に基づいて判断することが基本です。募集・採用で性別を理由に差別的に扱うことは原則として禁止され、年齢制限も例外事由に該当する場合を除いて原則禁止されています。

学歴は企業や職種によって応募要件になることがありますが、全企業共通の不採用基準ではありません。応募者が改善しやすいのは、応募先の選び方、経験・スキルの整理、職務経歴書の伝え方、面接準備です。年齢や過去の学歴など変えにくい要素より、改善できる要素に集中しましょう。

採用者は書類選考に多くの時間をかけられないこともあります。私の人事経験では、求人要件に合致しているかを5分~10分程度で一次判断する場面もありましたが、企業・職種・応募数によって異なります。経験者採用では職務経歴書を中心に確認することが多い一方、履歴書の記載内容も企業や選考段階によって確認されます。

自己PRは、経験者採用では単独の項目より、職務経歴書に書かれた経験・スキル・成果の具体性と再現性が重視されることが多いです。自己PRを求められた場合は、抽象的な長所ではなく、実績の裏付けと応募先でどう活かせるかを示してください。内容が抽象的だと、かえって評価につながりにくいこともあります。

職務経歴書の比重が大きい企業は多い。自己PRは不要と決めつけず、求められた形式に合わせましょう。

書類選考合格のポイント

書類選考を通過するためには、下記3点を行う必要があります。

書類選考の合格ポイント

  1. 自分の経験とスキルを整理する
  2. 応募先企業が求める要件を理解する
  3. 職務経歴書は1つを使いまわすのではなく、応募先企業ごとに工夫する
1. 自分の経験とスキルを整理する

自分は何をして来たのか、今後どんなことに挑戦したいのか、転職先でどんな貢献ができるのかということを自分の中で整理してください。これは書類選考だけではなく、面接の時にも役に立ち、何より転職後にスムーズに活躍できる可能性が高くなります。

2. 応募先企業が求める要件を理解する

応募先企業の情報を得るためには、求人票やホームページをよく読んで、企業研究をすることが基本です。とは言え、企業が本当に求める候補者像を、すべて求人票に記載することは不可能です。また、ライバルとなる他の候補者の状況を把握することも困難です。

これらの情報は、採用企業から求人を預かる転職エージェントが、求人票に出ない採用背景や候補者像を把握している場合があります。効果的かつ効率的な転職活動のためには、転職エージェントを利用することも有効な選択肢の一つです。

3. 職務経歴書は1つを使いまわすのではなく、応募先企業ごとに工夫する

これは手間を惜しまなければできることです。自身の経験やスキルの中で、採用企業が求めるものをハイライトします。その過程を通じて、自分に合致する応募条件が明確になり、また効果的な面接対策も立てる事ができます。

書類選考の結果が遅い、キープされているのか気になる人は、下記の記事を参考にしてください。

面接が受からない

面接が受からない理由は多種多様で一概には言えません。原因を切り分けるときは、一次面接で止まる場合と、最終面接まで進んでも内定に至らない場合を分けて考えると整理しやすくなります。

1.1次面接が受からず先に進めない状態が続いている
2. 最終面接まで進んでも内定がもらえない

なぜ1次面接が受からないのか?

一次面接が通過しない4つの原因

  1. 面接で詳細を聞いてみると経験やスキルが合致していない
  2. 面接時の受け答えがよくない
  3. 転職理由に納得性がない
  4. 面接時の対応が会社のカラーに合わない

面接は自分をプレゼンして価値を認めてもらう場です。
同時にあなたも会社を見極める場でもあります。

1.面接で詳細を聞いてみると経験やスキルが合致していない

職務経歴書に記載されている内容を深掘りし、その再現性を確認するのが面接です。よく話を聞いてみると、採用企業が求めているものを満たしていないということが少なからずあります。

2.面接時の受け答えがよくない

面接は割り当てられた時間内で、採用者と候補者がお互いを判断する場です。限られた時間内で経験や考えを十分に伝えられないと、評価につながりにくくなります。面接スキルが必要ですが、まずは下記を注意するだけでも印象はかなりよくなります。

面接官の話をよく聞く
自分の答えを考えながら聞くのではなく、聞くときには集中して聞きます。その態度は好印象を与えるとともに、集中して聞いた方がポイントを外さない回答をすることができます。ピント外れの回答は、評価を下げる原因になります。

結論から先に、かつ具体的・論理的に説明をする
結局何を言いたいのかわからない。回答が曖昧でどんな成果を出して来たのかわからない。入社後の活躍がイメージできない。このような場合は評価が下がり、不採用につながりやすくなります。少なくとも、職務経歴書に記載した内容は、具体例を示して説明できるようにしておく必要があります。

面接では緊張してうまく話せないこともあります。そのような人は、伝えたい経験や実績を職務経歴書に整理し、手元に置いて面接を受けても問題ありません。
「職務経歴書を見ながら話すと評価が下がるのではないか」と心配する人もいますが、面接は暗記力を確認する場ではありません。実際の経験者採用でも、職務経歴書を確認しながら、自分の役割・行動・成果を説明する候補者はいます。私自身も転職時の面接では、必要に応じて職務経歴書を確認しながら説明してきました。
採用側が知りたいのは、資料を見ずに話せるかどうかではなく、これまでの経験を入社後にどのように活かせるかです。

ただし、職務経歴書に書かれている内容をそのまま読み上げるのではなく、面接官を見ながら自分の言葉で説明することが基本です。

対面面接でもオンライン面接でも、日付や数値、プロジェクト名などを確認するために職務経歴書を見る程度であれば不自然ではありません。企業や面接官から資料の扱いについて指示がある場合は、その指示に従ってください。

確認するときに「職務経歴書を確認してもよろしいでしょうか」と一言伝えれば、より丁寧です。職務経歴書は、経験を正確に伝えるための補助資料として使いましょう。

模擬面接を行うことも対策の一つです。ただ、緊張感を持った状況で模擬面接を実施することをお勧めします。個人でそのような場を設けることができない場合は、転職エージェントで模擬面接を受けられる場合があります。また、担当者が応募先企業の選考傾向を把握していれば、それを踏まえた対策を相談できることもあります。

3.転職理由に納得性がない

転職理由は多くの面接で聞かれます。あらかじめよく考えて丁寧に回答する必要があります。例えば、「上司がワンマンで我慢できず、喧嘩をして辞表を出しました」という回答は、それが事実であったとしてもよくないことはわかると思います。このような場合は「組織に柔軟性がなく、若手が発言する機会がほとんどありませんでした。新しいアイデアによる、会社への貢献と自身の成長を可能にする場を求めて転職を決意しました」などとした方がベターです。

前(現)職の不平不満を言わない

転職が初めての人にありがちなのが、前(現)職の不平不満を中心に話してしまうことです。事実を隠す必要はありませんが、感情的な不満だけで終わらせず、何を改善したくて転職するのか、次の職場で何を実現したいのかにつなげて説明してください。前(現)職の不平不満だけを強調すると、後ろ向きの転職、逃げの転職と受け取られ、不採用につながる可能性があります。

4.面接時の対応が会社のカラーに合わない

採用側だけではなく、候補者も、実際に会社に行ってみると自分とは合わないと感じることもあると思います。穏やかな社風の会社では、強い競争志向を前面に出す人がミスマッチになることがあります。また、伝統的な日本企業と自由闊達な企業では、意思決定やコミュニケーションの進め方が異なり、入社後に戸惑うこともあります。会社のカラーに合うかどうかは、入社後の満足度にも大きく影響するので、ここはお互いよく見極める必要があります。

適性検査で落ちる

適性検査を行う時期は、選考初期・面接途中・最終面接前後など企業によって異なります。

選考初期に適性検査を行う企業では、基礎能力などを一定の基準で確認する場合があります。この場合は、受検形式を確認し、必要に応じて事前に問題形式へ慣れておくことが対策になります。

選考後半に適性検査を行う企業では、性格検査の結果を面接評価や配属検討の参考にすることがあります。合否への影響や使い方は企業によって異なるため、「多くの場合は重要ではない」と決めつけず、企業の案内に従って落ち着いて受検してください。

最終面接が受からない

最終面接まで進んだということは、採用の土俵に乗ったということです。この段階で不採用になる代表的な理由として、下記の2点が考えられます。

1. ライバルとの比較によって不採用になった
2. 採用基準を満たす人材が集まらなかったため、採用を見送り、改めて募集を開始する

このほか、採用計画や組織体制の変更、ポジションの凍結、条件面の不一致、役員間の評価の違いなどで結果が変わることもあります

最終面接まで進んだのであれば、書類選考と一次面接の方向性は大きく外れていない可能性が高いです。ただし、志望度、入社後に期待される役割、条件面の認識にずれがなかったかは振り返りましょう。他候補との比較や採用計画の変更など、本人には変えにくい要因もあります。採用は水ものと言われるように最終結果が二転三転することもあります。必要な改善点だけを確認し、気を取り直して別の会社にもチャレンジしましょう。

採用されるためにはどうすればよいのか?

転職活動がうまくいかない原因は、経験やスキルの不足だけではありません。書類選考で落ちるなら応募先の選び方や職務経歴書の伝え方、一次面接で落ちるなら説明の具体性や転職理由の一貫性、最終面接で落ちるなら他候補との比較や採用計画の変更などが考えられます。

まず、どの段階で落ちることが多いかを確認し、原因を切り分けましょう。そのうえで、これまでに得てきた経験やスキルと今後のキャリアを整理し、修正すべき点に絞って対策することが重要です。

転職活動がうまくいかない人は、次のStepに沿って転職活動を行ってみてください。

STEP
応募先企業について調べる

応募先企業について調べてください。製品、ビジネス、歴史などできるだけ詳細に調べてください。これは、面接時に有利になるだけではなく、あなたが本当に希望する会社か、あなたにとっていい会社かなども同時に把握することができます

STEP
応募先企業が候補者に何を求めているかを理解する

応募先企業がどんな候補者を求めているかを、できる限り把握してください。自分のスキルや経験との合致度が低い場合は、応募先としての優先度や、応募する理由を見直す必要があります。

STEP
職務経歴書を作成する

応募先企業と今回の求人の要求事項が理解できたら、その要求に応えるような職務経歴書を作成します。求めているスキルや経験を詳細に書き、そうでない箇所はシンプルに書くなどメリハリのある職務経歴書を作成します。採用担当者が短時間でも要点を理解できるものにしてください。書類選考が通過しなければ一歩も先に進めないので、時間をかけて丁寧に作成してください。

STEP
面接対策をする

あなたの経験やスキルを体系的に整理してください。職務経歴書に書かれていることは、何をどれだけ聞かれても回答できるように準備してください。会社と候補者への要求事項については、Step1・Step2の段階で把握しているので、面接ではそれに即してあなたの経験とスキルをベースに入社後の活躍をアピールします。

Step1-4を一人で行うことが難しい人も多くいるかも知れません。その場合は、転職エージェントに相談することも選択肢です。職務経歴書の書き方や面接対策を相談できる場合があります。求人状況や経歴によっては、非公開求人を紹介してもらえる場合もあります。

職務経歴書の添削や面接対策を重点的に相談したい人は、職務経歴書添削に強い転職エージェント5選【30代・40代向け】|面接対策も相談しやすいを参考にしてください。

求人の幅や支援内容を比較して転職エージェントを選びたい人は、下記の記事を参考にしてください。

書類選考や面接だけでなく、転職するか迷っている、人間関係がつらいなど、30代・40代の転職の悩みを全体から整理したい方は、「30代・40代の転職の悩み完全ガイド|不安と後悔を減らす方法」を参考にしてください。

よくある質問

何社受けても受からない場合、応募先の条件を下げるべきですか?

応募条件を一律に下げる前に、どの段階で落ちているかを確認してください。書類選考で落ち続ける場合は、求人要件との合致度や職務経歴書の伝え方を見直します。面接まで進めている場合は、応募条件そのものより、説明の具体性や転職理由の一貫性に原因がある可能性があります。「絶対に譲れない条件」と「できれば満たしたい条件」を分け、応募先の幅を調整することが現実的です。

書類選考と面接のどちらを先に改善すべきですか?

面接に進めていない場合は、職務経歴書と応募先の選び方を先に改善してください。面接には進めるものの一次面接で落ちる場合は、書類に書いた経験を具体的に説明する準備と、転職理由・志望動機の一貫性を優先します。書類と面接は別々ではなく、職務経歴書を軸に内容をそろえることが重要です。

転職活動に疲れた場合、一度休んでもよいですか?

一度休んでも問題ありません。疲れた状態で応募を続けると、応募先の判断や書類・面接の質が下がることがあります。応募を一時的に止め、生活リズムを整え、これまでの選考結果を振り返ってください。ただし、退職後で収入や失業給付の期限が関係する場合は、生活資金とスケジュールを確認したうえで休む期間を決めましょう。

関連記事

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

【プロフィール】
外資系企業の人事責任者として、これまで多くの採用面接に関わってきました。自身も日系企業・外資系企業で複数回の転職を経験しています。採用する側と転職する側、両方を経験しているからこそ書ける視点で、30代・40代に向けて、職務経歴書・面接対策・外資系転職・キャリアの悩みに役立つ情報を発信しています。一つでも参考になれば幸いです。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次